5月19日(日)14;00~、横浜サロンでセミナーを開催しました。
タイトルは、「失敗しないお墓じまいの基礎知識」。
墓守がいなくなってしまったお墓のことを「無縁墓」といいますが、平成の間に「無縁墓」の数は3倍に増加したそうです。少子化・核家族化・無宗教化などの要因が背景にあるそうですが、もはや人ごとではありませんね。
墓じまいとは、無縁になるお墓を片付けることで、具体的にはお骨の移転先を見つけた上で、お墓からお骨を取り出し(お墓は更地に戻す)、移転先にお骨を移す一連の流れを指します。合葬墓、永代供養墓、納骨堂、樹木葬、散骨など、選択肢は多様化していますが、今後のお参りのしやすさを考慮し、家族や親戚と事前打ち合わせの上、移転先を決めないとトラブルになることも。また、既存の墓地が寺院墓地である場合、お寺との間で「離檀料」をめぐるトラブルが発生することもあるそうです。なかなか大変そうですが、墓じまいは、墓守が元気なうちに取組むことがポイント。相談は無料とのことですので、気になる方はまずは茜会までご一報ください。
なお、墓じまいにあたっては、「代々続いたお墓を私が片付けて良いのか」とお悩みになる方が多いそうです。そんなお悩みへのアドバイスとして、「ご先祖はお墓にはいません。ご先祖を思い、供養を続けていく心が大事。無理なく供養を続けられる環境づくりが重要です」という講師の言葉が印象的でした。参加者の皆さんの脳裏には、「千の風になって」のあの歌詞が吹きわたっていたかも知れません。
♪ 私のお墓の前で 泣かないでください
そこに私はいません 眠ってなんかいません
千の風に 千の風になって
あの大きな空を 吹きわたっています
茜会では、今後とも、各分野の専門家を講師に招き、会員の皆様からの寄せられるお悩みやご要望にお応えする内容のセミナーをお届けして参ります。是非ご参加ください。