みなさん、こんにちは。茜会です。 

皆さんは、最近よく耳にするようになった自己肯定感というワードをご存知でしょうか？自己肯定感は、日常生活はもちろんビジネスシーンでも重要な概念として、近年注目されています。自己成長や自己開拓、能力発展など、いろいろなメリットがあると考えられているので、多くのシーンで活用できる考え方です。自分自身の弱点や弱みを受け入れて、抱えている心の問題を解決していく手法であることから、メンタルヘルスにも良いとされています。実はこの自己肯定感の概念は、婚活でも活用できる考え方です。特に、シニア婚活で悪戦苦闘している方や、うまくいかなくて悲観的になっている方にとっては救いの一手になるかもしれません。そこで今回はこの自己肯定感についてお話し、シニア婚活におけるその重要性やその高め方をご紹介していきたいと思います。

 

自己肯定感とは

自己肯定感とは、自分の存在を肯定的に受け入れて、ありのまま認めていくことです。他人と自分を比べたりせずに、自身の存在価値を評価していくことです。そうした肯定的な考え方が、自分の自信や前向きな一歩に繋がります。

自己肯定感が高くなると、自己受容ができるようになります。他人と比べて自分は取るに足らない存在だとか、過小評価しなくなります。ありのままの自分を受け入れ、自分はそのままでもよい、存在価値がある人間だと肯定的にとらえることができるようになります。自分を大切にできるようになり、他人にも温かい気持ちで接することができるようになります。他者との関わりにおいても、これが良い影響を及ぼし、対人関係が良好になります。

さらに、自分に自信が持てるようになると、明るい未来を思い描くことができるようになり、全ての行動の原動力となります。何事にも自主的に行動できるようになり、積極的に物事に取り組めるようになります。

 

シニア婚活でも自己肯定感が大切！

 

自己肯定感が高くなるとシニア婚活では次のようなメリットがあります。

 

婚活でやうまくいかなったことを受容してすぐに前向きになれる

シニア婚活で多いのは、何度もお申し込みをしてもうまくいかないということです。シニアの方の場合、じっくり考えて決断される方が多いので、返事がなくいつまでも何の反応もないということも少なくありません。そういったときに自己肯定感が低い方は、自分に何か悪いところがあるのではないかとか、相手には他に気になる人がいるのではないかと悲観的になりがちです。ですが自己肯定感が高ければ、そういったときでも自分を過小評価したり、必要以上に落ち込んだりすることなく、すぐに気持ちを持ち直して前向きに婚活を続けていくことができます。シニア層の方は、一度落ち込んでしまうとなかなか復帰できないことも多いのですが、自己肯定感が高い方はすぐに軌道修正が可能になります。

 

婚活での失敗でも前向きに捉えることができるようになる

シニア婚活ではいろいろなことが起こります。時には失敗したり、プライドを傷つけられるようなことを言われるかもしれません。そのような経験でも全て前向きに捉えられることができるようになります。例えば、メッセージを送っても返事がない時は、時間がないのかもしれない、仕事が忙しいのかもしれない、デートで話が盛り上がらない時は、時間をかけて共通の話題を見つければいい、デートの誘いを断られた時は、タイミングが悪かったのかもしれないので時間をおいて誘ってみようというように捉えることができるようになります。たとえ交際を断られたとしても、自分にはもっと合う人がいるはずだと、気にしなくなっていきます。すべての物事は明るい未来への踏み台とできるようになります。

 

婚活が主体的にできる

よく人任せに婚活をしている人がいます。なんとなく婚活を始めて、自分から行動を起こせないタイプの方は要注意です。受け身になりがちなので、うまくいかないとついまわりの人のせいにしてしまったり、責任転嫁してしまいます。やってもやってもうまくいかないと、投げやりになって、途中で婚活を諦めてしまうことも多いです。ですが自己肯定感が高いと、人に責任を転嫁することなく、自分で婚活を主体的に進めることができるようになります。何事にも積極的になり、自分の意志で物事を決める決断力と責任感が持てるようになります。婚活でも、自分で物事を決断し、主体的に決めることで、本当に自分の望む相手と早く巡り会えるようになります。

 

婚活の失敗やミスを恐れずチャレンジできる

婚活で一度うまくいかないとつい傷つくのが怖くて臆病になってしまいます。ですが自己肯定感が高くなると、失敗しても次にチャレンジする勇気が持てるようになります。婚活では失敗やミスを繰り返すことで、より気持ちが強くなり、どんどん前向きになっていきます。たとえお断りされても今回は縁がなかったけれど、自分芋相手にきっともっと合った人が見つかるはずだと割り切ることができるようになります。失敗やミスは、次の成功に飛躍するための肥やしになると、全てをポジティブに受け入れるようになります。

 

婚活で自己肯定感が低いと

 

劣等感が増してしまう

シニア婚活の場合、特に劣等感が増してしまうことがあります。自分は年寄りだ、役立たずだ、老いぼれだ、というようにどんどん自分に対する負の感情が増してきて、婚活どころか、普段の生活でも自分に対するマイナスイメージが定着してしまいます。自己否定的な感情が強くなるあまり、劣等感の塊のような感情が湧いていきます。婚活を途中で諦めてしまったり、結婚相談所を退会してしまうのはそのためです。シニア婚活では、自己肯定感を低くする要素が多分にあるので、劣等感にもつながりやすいです。自分の殻に閉じこもってしまったり、ひどければ引きこもりのようにうちにこもってしまうこともあります。

 

精神的に不安定になる

婚活の失敗や失恋で、精神的にショックを受けて落ち込みすぎてしまい、精神的に不安定になることもあります。特に婚活以外でも不安ごとが多い世代なので、婚活をきっかけに生活にもその影を落としてしまいます。精神的に低迷すると、体の調子もよくなくなり、そのまま長い不活動状態にはいることがあります。自己嫌悪に陥りやすいシニア世代の方ですので、すぐに不安定にもなりやすいのです。シニアで一見自分に自信があるタイプの方でも、実は自己肯定感が低い方は多いです。特にシニア層の方は、脆い面が出やすいので、婚活での失敗がその引き金となります。

 

過去のトラウマがフラッシュバックする

シニア層の方は、過去の離婚や死別など辛い体験がフラッシュバックすることがあります。特に自己肯定感が低い方は、まわりから褒められたことがない、過去に大きな失敗経験があるなどのような方が多いので、その経験が蘇ってきて、婚活なんてもういいというように投げやりになりがちです。結婚生活に対する経験も、乗り越えたはずなのに、またそれを再体験するような気持ちが湧いてきて、結婚に対する不安や、相手への不信感が湧いてくることもあります。

 

他者に依存してしまう

自分に自信が持てないため、自分で意思決定ができず、主体性がないという性質が婚活にも出やすいです。自分はシニアなので、誰かに助けてもらわないとできないというような他人任せな面が出てしまい、婚活でも相手に積極的になることができません。結婚相談所であれば、アドバイザーさんや仲人役の人に任せて、自分から行動をおこなさなくなると、シニア婚活は絶対にうまくいかなくなります。

 

相手への配慮に欠ける行動や継続した努力ができない

自分には価値がないので、誰の役にも立てないというような自己認識があります。そのため何をしても他人に喜ばれることはないとか、卑屈になりがちです。自分の行動が他人の役に立つことはないと諦めムードになり、相手の気持ちにも自信がもてません。対人関係にも自信がもてなくなり、相手への思いやりや配慮がなくなると、婚活は全くうまくいきません。相手が喜んでくれる、喜んでいる顔がみたいといようなことが行動の原動力とない、少々大変なことでも頑張れるものですが、自己肯定感が低いと、人が自分にそのような感情を持ってくれるはずがないという気持ちに陥ります。シニア婚活でもこのように他人のために何かやってあげたいとか、相手に喜んで欲しいという気持ちなくなると、相手との良好な関係は望めません。相手との信頼関係も築きにくいです。

 

自己肯定感を高めてシニア婚活を勝ち抜こう！

 

成功体験

成功経験とは、うまくいった経験を繰り返して、自己肯定感を高める方法です。小さな成功経験を積んでいくことで少しずつ自分に自信が持てるようになります。目標を立ててそれをクリアしていくことが有効です。シニア婚活では、いろいろな人にアプローチして、少しずつ自分を受け入れてもらうことで、それが自己肯定感を高めるのに役立ちます。

 

代理体験

代理経験は、性や年齢、健康状態や生活状況などにおいて、自分と似ていると思われる人の成功経験を自分のことのように捉える方法です。モデルとなる人の成功経験が自分のことに置き換えられ、自分もきっとうまくいくはずだと、良いイメージが持てるようになります。婚活でも成功した人の成功談を自分のことに置き換えて考えていくことで、自分の成功イメージが湧いてくるでしょう。いろいろな成婚者の方の成功体験談を聞き、良いイメージを持つようにしましょう。

 

リフレーミング

リフレーミングとは、できごとの枠組みを変換していく方法です。リフレーミングで状況や環境の条件を変えて考えることで、人の短所も長所として捉えられることができるようになります。

例えば、頑固は粘り強く意志が強い、優柔不断は相手を思いやることができる、臆病、心配性は計画的に行動できる、慎重だというような考え方です。また婚活では、異性とうまく話せなければ、聞き上手とか、メールでのコミュニケーションが得意というように考えを転換していくようにしましょう。

 

今回はシニア婚活にとって大切になりそうな自己肯定感についてお話してきました。少し考え方を意識的に変えることで、全ての物事がうまく回り出すことがあるのです。今回ご紹介しましたちょっとした考えのシフトチェンジであなたの婚活がスムーズにできるようになるかもしれません。