小さな旅
月一回の大阪行きは、ほとんど日帰りです。
どうしても日帰りしなければならないわけではありませんが
二日にまたがるほどの仕事量が有るわけでもありません。
早く終わってしまうと、つい新大阪駅に向かっている自分がいます。
大阪駅の近くで、ホテルを予約するのもなかなか気が進みません、
特にここ2,3年インバウンド需要により
アジアの人たちが大勢押し寄せています、
その為ホテル代も一気に値上がりし、
その上予約もなかなか取りにくくなっています。
たまには、京都にでも寄ってのんびりしてもいいのですが、
いかんせん、根っからの貧乏性なもので
ついつい、直帰してしまいます。
乗っている新幹線は自由席、しかしこれが何とも快適
東京発と、帰りは新大阪駅から、どちらからも窓側の席がとれます。
ゆったりと一日旅行気分に浸れます。
小さな旅には必ずと言っていいくらい、小さな思い出を抱えたような
ストーリーを感じさせる人が乗っています。
東京から行くと浜名湖あたりの
たおやかな春の海をじっと見つめている女性。
そろそろ中年に差し掛かりそうな一人の旅、
旅行にしては荷物も少し大きいかな
果てしなく想像って広がるものですね。
おそらく、離別の名残をかみしめているかのような佇まい。
今の日本では、3組に一組位が別れているとも言われています、
個人主義が確立され、経済的にも大らかさが失われてくると
我慢が出来なくなってしまうのでしょうかね。
なかなか旅は人を感傷的にするようです。
カップル一組と、同い年くらいの女性一人の三人組。
そんなに若くもなさそうな感じなんですが
ジョーズや、スパイダーマン、ミニオン、
もうUSJアトラクションの話のオンパレード
やっと休みがとれた様子で、もう楽しくて、楽しくて。
一人の女性は遠距離恋愛の彼に会えるようす、
しかし私にも、遠い昔そんなことがあったかなと思い出しました。
それにしても、関東と関西はやはり考え方などに違いを感じます。
関西の合理的な考え方、対して関東は情緒的な考え方。
上海やソウルなどのアジア都市と東京の間に関西があり
皆さんの思考回路もちょうど中間位かなと感じますが、如何でしょうか。
代表 川上