中高年婚活 「成功と失敗はここで決まる」
人生最後のパートナーがどうしてもほしい。
ここ数年、シニア世代の「婚活」が盛んです。
不幸にも伴侶を失った人。再婚して新たな人生をやり直したい人。結婚経験がなく一度は結婚の素晴らしさを味いたい人。さまざまな動機はありますが、いまや結婚情報サービスの利用やお見合いパーティー参加も一般的になってきたようです。
中高年に特化した「茜会」は、創業57年の老舗の会社です。
10年ほど前までは、当相談所のドアの前でやっとの思いで入ってきたという人はほとんどでした。
いまでは気軽に相談にいらっしゃいます。
東日本大震災の影響もあり、最後に寄り添ってくれる相手を求める人も多くなりました。
時代とともにバツイチに対してネガティブなイメージをもつ人は減り、50代の男女(バブル世代)から60代は、「中高年の婚活」をより身近なものにしています。
婚活で成功するには
その一、婚活パーティーに参加して、初対面の女性を話すことに抵抗感をぬぐうことが肝心。
その二、共通の趣味や気軽に食事に行ける異性を見つけるつもりで気軽に参加してみる。
その三、最初から結婚だけがゴールと考えると焦って失敗する。
これが、中高年の婚活の第一歩。
ここからは出会ってからの話。
財産分与や子供のことなど中高年ならではの問題も抱えているため、心構えや準備は必要です。
あと、子供達の意向も尊重したいところ。交際→結婚と進む場合。どうしても注意しなければならないのが、「家族」の意向です。一人暮らしを心配して「自由な恋愛」再婚をすすめる子供も多いですが、いざとなるとどどうしても避けられないのが、「財産分与」や「お墓」の問題です。
「事実婚」の選択肢も有力のようです。
相続などの問題により婚活はすすまない場合も多くなります。やはり遺産問題はなかなか大変です。
このことからお互いの生き方を崩さない「事実婚」の結婚形態も増えてきました。
籍を入れずに同居して生活だけ共にする人なども増えてきました。週末にだけ会う「週末婚」や「別居婚」や「内縁関係」、中高年婚活のゴールとして定着してきているようです。
子ども達に祝福されないまま結婚するのはお互い本望ではなことから、結婚の価値観を一度リセットすることが成功の秘訣。
【関連記事】
基本的に男性と女性では結婚に求めるものは違います。ましてや人生最後のパートナーとなれば、なおさらのことです。
男性は「癒し」「若さ」「魅力的」な優しい性格の女性がいい。女性は「経済力」「価値観」の合う誠実な男性がいい。
中高年婚活の場合、相手に求める第1条件は男女ともにまず、「健康」。第2条件は、もう一度恋をしたいという、「ときめき」を求める声が多い。